目次
具体的な施術例から
*Googleマップに投稿して頂いたご感想から紹介します。
(以下文字起こし)
”「変形性膝関節症」で受信しました。直接の原因は急な体重増加のようで、整形外科では変形はそれほどひどくないとのことでしたが、階段を降りるのが苦痛になり、痛さで夜寝られないこともありました。受診後10日の間に状況がいろいろ変わり、10日目には階段を降りることが出来るようになっていました。
メンテナンスを受けたので今後の改善が楽しみです。遠方からですが、また数ヶ月後に受診したいです。”
(以下文字起こし)
“「変形性股関節症」で来院しました。うかがう前は、だいぶ歩行に支障がある状態でしたが、初回でまずは表面的な痛みが取れました!股関節を根本的に直すには、継続して通う必要があるかもしれませんが、付随して出てくる肩や腰などの軽い痛みは、都度都度直していただけるので、心理的なストレスすら軽減されるようです。先生が安請け合いせず、誠実に難易度を説明してくださるので、信頼できます!”
症状に対する理解と目標
前提としてまず理解しておきたいことは、
変形性関節症は完全には治らない、ということです。
関節軟骨の摩耗による擦り減り・変性、関節包の繊維化や骨の変形を伴い、
組織自体が物理的に変形するためです。
物理的な変形は基本的に元に戻せません。(※今後、再生医療が発展すれば可能性はあります。)
ゆえに、根本的な問題の解消には、人工関節などの外科手術が病院で勧められます。
<参考:日本整形外科学会WEBサイトより>
https://www.joa.or.jp/public/sick/pdf/MO0013CKA.pdf
ただし、それは物理的な組織の状態に関することなので、痛みなどの症状についてはまた話が変わってきます.
器質的な問題と機能的な問題が存在するからです。
組織の変形や細胞の壊死などの物理的に不可逆なものを器質的な問題と言い、身体の緊張や血行状態などの変化可能なものを機能的な問題と言います。
この機能的な問題をどこまで改善できるかが、手術を伴わずに症状を改善することができるかの鍵になります。
身体組織の物理的な変形という非常に大きな問題を抱えていますので、
手技療法や運動療法で改善させることはかなり難しいのですが、それゆえに腕の見せ所といいますか、当院では特に力を入れています.
ゆえに、施術による目標は、機能面でのコンディションの最大化となります。
変形性関節症の身体の特徴と、当院の施術でできること
変形性関節症の方の身体を、手技による施術目線で見ていきます。
最も大きな特徴は、関節に隣接している骨である、
膝関節症における脛骨(スネの骨)プラトー(上部)、股関節症における大腿骨上部が、
一般の方よりも圧倒的に硬いことが多いということです。
骨自体の硬質さが全く違います。
この硬質さは可変的なので、硬質な部分を弛めるための施術を行うことによって、症状の緩解を目指します。
*ここで具体例として、上で紹介したGoogleコメントの方とは異なりますが、過去に症状として最も深刻だった変形性膝関節症の方の施術事例を紹介したいと思います。
—<施術事例/変形性膝関節症(70代)>—
”変形性膝関節症は以前から患っており骨棘の形成などもあったが、痛みの面では小康を保っていた。
ある日右膝の痛みが強くなり、大きく腫れて、曲げることが困難になり、2ヶ月経過する。
当然医者にもかかったが、2ヶ月の間にヒアルロン酸注射10回、水抜き注射9回受けるも腫れも痛みも全く引かず.
歩いて通える状態ではないとのことで、お宅に伺って施術をした。
▶︎身体所見◀︎
膝を曲げ始めて内屈曲角120°近くで痛みが強くなる。90°まで曲がらない。
自力でも他動でも、曲げ始めるとすぐに痛み、同時に周囲の筋肉が過緊張して反応する。
歩くことに支障あり。
立ち上がりはもちろん、仰向けで寝ている時にも痛みあり。
▶︎施術エリア◀︎
初回時
・仙骨から下部腰椎
・右腸骨動脈
・右中足骨の一部
・右脛骨プラトーの一部
など
最も強烈な硬さが右脛骨上部のプラトーエリアの骨質の一部にあり、そこが最大のポイントで施術時間も必要だった。
結果、翌日に痛みと腫れが半分程度に減り、他動屈曲で90°程度までは痛みが出なくなり、前回あった膝屈曲時の筋肉の過緊張も出なかった.
その後、痛みが完全になくなるまでは至っていないものの、週に一度のメンテナンスを続けることで、当初の腫れも引き、それなりに歩けるように。”
—
この例では、脛の骨自体が非常に硬質になってしまったことで、周囲の循環が滞り、炎症を回復させるに至る充分な血液やリンパの流れが確保できず、治癒するための力が邪魔されていた、と考えることができます。
このように、変形性関節症で症状がある方の多くに、脛骨や大腿骨の骨自体に、鉛やコンクリートのような硬さがあります。
これは組織の変形による周囲の血行の圧迫、またそれによる周囲組織の新陳代謝の停滞によるものが主要因だと考えられます。
ただしそれに加えて、股・膝関節の硬さ・緊張を促進している別の身体箇所の影響というのも存在します。
当院では、①その影響を与えている箇所を特定して施術することができます。
また、②該当箇所の椎骨本体や骨膜・周囲靭帯の硬直も弛めていくことができます.
骨自体の硬直や骨膜・周囲靭帯まで弛めるには、オステオパシーにおいても難易度の高い技術が必要です。
この2点の施療技術を生かし、
組織の変形はしていても組織の状態は柔らかい、
という状態を目指していきます。
(柔らかくなると、血行やリンパなどの体液の循環がスムーズになり症状が出づらくなります。)
This allows症状の変化が難しかった方に対しても、一定の効果を上げることができていると感じています。
施術効果は、もちろん個人個人で異なりますが(組織の変性度合いや免疫力等)、
手術なしでコンディションの回復を目指している方には、一度試していただきたい施術です。
京都オステオパシー
Seitai-Tanigawaご予約
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Tel: 050-3698-4890
Email: contact@seitai-tanigawa.com
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