目次
具体的な施術例から
※以下の「コンディション・チェック」ページにて紹介している事例と同一になりますが、解説として適任といえるためこちらでも採用しております。
脊柱管狭窄症(頸椎5番と腰椎3番)で来院された方の事例から紹介します。
主な症状は、右太もも裏の痛みと張り感、左腕の上がりづらさ.
医師には脊柱管狭窄症の手術を勧められたが、手術以外の方法でお身体の状態を改善させたいというご希望でした。
図の赤いエリアが症状部位と硬直部位です。緑のエリアが初回の施術箇所になります。
・今回は、左の第一肋骨から鎖骨下動脈を緩めたことによって左腕が上がりやすくなりました。頚部や左腕の血行状態が改善したことで機能が回復したようです。
・右膝の関節包から内側半月板、同じく右側の仙腸関節から仙骨の右側を緩めたことで、右脚の太もも裏の張り感が楽になったとのことでした。
もちろん脊柱管狭窄による影響は充分に強いと考えられるものの、それ以外にも右下半身の緊張状態が症状と関連していたようです。
症状に対する理解と目標
前提としてまず理解しておきたいことは、
脊柱管狭窄症は治らない、ということです。
黄色靭帯や椎間板などの組織自体が変形して神経を圧迫するためです。
物理的な変形は基本的に元に戻せません.
ゆえに、根本的な問題の解消には外科手術が病院で勧められます。
<参考:日本整形外科学会WEBサイトより>
https://www.joa.or.jp/public/sick/pdf/MO0013CKA.pdf
ただし、それは物理的な組織の状態に関することなので、痛みなどの症状についてはまた話が変わってきます.
器質的な問題と機能的な問題が存在するからです。
組織の変形や細胞の壊死などの物理的に不可逆な問題を器質的な問題と言い、身体の緊張や血行改善などの変化可能な問題を機能的な問題と言います。
この機能的な問題をどこまで改善できるかが、手術を伴わずに症状を改善することができるかの鍵になります。
身体組織の物理的な変形という非常に大きな問題を抱えていますので、
手技療法や運動療法で改善させることはかなり難しいのですが、それゆえに腕の見せ所といいますか、当院では特に力を入れています.
ゆえに、施術による目標は、機能面でのコンディションの最大化となります。
脊柱管狭窄症の身体の特徴と、当院の施術でできること
脊柱管狭窄症の方の身体を、手技による施術目線で見ていきます。
最も大きな特徴は、脊柱管狭窄部位およびその上下の椎骨(背骨)が一般の方よりも圧倒的に硬いということです。
背中の棘突起を触診していくとすぐにわかります。
脊柱管狭窄症の方で症状がある方はほぼ例外なく、鉛やコンクリートのような硬さがあります。
これは組織の変形による周囲の血行の圧迫、またそれによる周囲組織の新陳代謝の停滞によるものが主要因だと考えられます。
ただしそれに加えて、上の事例にあるように、その背骨の硬さ・緊張を促進している別の身体箇所の影響というのも存在します。
当院では、①その影響を与えている箇所を特定して施術することができます。
また、②該当箇所の椎骨本体や骨膜・周囲靭帯の硬直も弛めていくことができます.
骨自体の硬直や骨膜・周囲靭帯まで弛めるには、オステオパシーにおいても非常に難易度の高い技術が必要です。
この2点の施療技術を生かし、
組織の変形はしていても組織の状態は柔らかい、
という状態を目指していきます。
(柔らかくなると、血行やリンパなどの体液の循環がスムーズになり症状が出づらくなります。)
This allows症状の変化が難しかった方に対しても、一定の効果を上げることができていると感じています。
施術効果は、もちろん個人個人で異なりますが(脊柱管狭窄の度合いや免疫力等)、
手術なしでコンディションの回復を目指している方には、一度試していただきたい施術です。
京都オステオパシー
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