概要
胃腸の症状について改善報告を受けるのは、食欲不振・胃もたれ・便秘・お腹の張りなどが代表的だ。
がん治療の後遺症で味覚が変わり、食事が楽しめなくなった方の味覚が、施術を受け始めてから元に戻ったというケースもあった。
また、横腹が痛いということで施術を受けたが、施術ではいまいち改善せず、病院で精密検査を受けてもらったら大腸がんだったというケースもあった。

<The image from “https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sobo_1906_370.png”>
胃腸の問題に対する施術は、シンプルに言うと「お腹を柔らかくする」ことだ。
より正確に言えば、「お腹の硬い部分を緩めて柔らかい状態にする」。
「お腹を柔らかくする」ことで、
血流・リンパ・体液の流れを円滑にし、
各々の臓器の機能・コンディションを最大化する・その人の身体の力を最大限引き出してあげることが施術の目的だ。
それによって良くなるものは良くなるし、良くならないものは良くならないのだが、
以下に掲載した事例の一部を参考にしていただけたらと思う。
<胃腸の施術について確認したい方は「胃腸の調整」ページへどうぞ>
胃腸の問題の施術例
目次
↓お腹の張り感と重だるさ↓
↓原因不明のお腹の痛み↓
↓潰瘍性大腸炎↓
お腹の張り感と重だるさ
50代男性。
便秘と下痢を繰り返し、3週間近くお腹の張りが続いたとのことだった。
コロナにより在宅が多くなったことが体調を崩すきっかけになったのではないかということだった。
触診すると、お腹は全体的に硬く、ご本人の体感と一致していた。
とりわけ、
・肝冠状間膜
・肝鎌状間膜
・肝十二指腸間膜
など、肝臓周りの緊張が目立っていた。
脂肪肝とのことだが、因果関係は不明。

<The image from “https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hepatoduodenal_ligament_EN.svg”>
初回の施術から変化と手応えがあり、3回目の施術時には、お腹の張り感・重だるさは3/10まで減少した。
触診によるお腹の硬さと、ご本人の症状の感じ方がおおむね連動していた。
その後は日常的に気にならないレベルにまで改善したが、
時折調子を崩す時もあるので、
他の問題を含め、今も定期的にメンテナンスで施術を受けている。
原因不明のお腹の痛み
30代女性。
小さい頃から胃腸が弱く、お腹が痛くなりやすかった。
食後や、仰向けで寝るときに、みぞおちのエリアを中心に痛みが出た。
病院では異常は見つからず、原因不明。
お腹の緊張を調べると、
とりわけ腹部の動脈沿いの緊張が際立っていたため、
・腹腔動脈
・上腸間膜動脈
・下腸間膜動脈
などを中心に緩めていった。

<The image from “Gray532_https///commons.wikimedia.org/wiki/File/Gray532”>
初回の施術で、痛みは3/10まで減少。
半年ほど継続してセッションを受けた頃には、痛みはゼロに。
同時に触診レベルでも、お腹全体が柔らかくなった。
今は痛みはないものの、時々お腹に違和感を感じることはあるとのことで、
良い状態をキープできる施術ペースを維持しながら、必要なメンテナンス期間を少しずつ長くしている。
潰瘍性大腸炎
20代女性。
全腸型の潰瘍性大腸炎。
右下腹と左下腹に痛み。
食後に痛みが出やすく、生理時にも痛みが強くなる。
病院には2ヶ月に一回通い薬をもらっている。
初回の施術では、頭痛は無くなったものの、お腹の痛みには変化なし。
3回目のセッション後から変化があり、日常的な痛みの頻度が4/10程度まで減少。
それ以外では、生理時に強くなっていた痛みは低減したとのことだった。

<The image from”https///commons.wikimedia.org/wiki/File/Gray1075″>
今回のケースで継続的に施術する必要があったポイントは、
・虫垂間膜〜回盲弁〜腸間膜根
・仙骨〜仙骨直腸靱帯
・S状結腸間膜
が挙げられる。
上記エリアに再発的な緊張が現れやすく、炎症と緊張のループが生まれているようにも見えた。
6回終了時点では、変化しづらかった上腹部のみぞおちエリアも柔らかくなってきた。
この時点で、お腹全体が柔らかいと言える状態になるまでは、もう少しというところ。
施術の一つの目安は、お腹全体が柔らかい状態にまで緩めていくことで、それにより血液・リンパ・体液循環のコンディションを最大化させること。

<The image from “https://es.m.wikipedia.org/wiki/Archivo:Superior_mesenteric_a.gif”>
しかし逆に言えば、それが限界とも言える。
お腹に硬さが残っていることは、手技によって改善可能な伸び代が残っているとも言えるので、
その点では、まだ改善の余地があると言えるだろう。
逆に、お腹全体が柔らかい状態になるまで施術を進めると、それ以上は手技による改善が難しくなってくる。
潰瘍性大腸炎は、症状の改善が非常に難しい指定難病に該当するが、このケースでは一定程度の寛解が確認できたため、掲載することにした。
京都オステオパシー
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